2017年5月27日土曜日

6/10〜 京都カストリ書房オープン(臨時店舗)のお知らせ

 6月10日(土)から、京都に期間限定でカストリ書房がオープンします。

 場所は、平安神宮や京都市美術館の近くにあるカフェ「ラ・ヴァチュール」さんに併設された展示スペースを、お借りすることになりました。

 昨年2016年9月、東京の吉原遊廓跡に遊廓専門書店のカストリ書房をオープンさせました。まだ1年にもなりませんが、北海道から沖縄まで全国から遊廓の本を探している多くのお客様がご来店下さいました。そうした想定以上の反響に喜びと驚きを覚えつつも、東京近郊以外、とくに関西方面のお客様にも弊店をたくさん利用して頂ければ…と思うようになり、今回の京都への臨時出店の運びとなりました。

 取り揃える書籍は、カストリ出版が発行する貴重な文献資料すべて。また弊店でも売れ筋の本や、さらには京都店限定のグッズなどもご用意します。京都の色街に関する文献も可能な限り揃えたいと思います。

 弊社が発行した代表的な書籍をいくつかご紹介します。

『全国遊廓案内』
昭和4年発行。著者不明。戦前の国内にあった遊廓地帯約250箇所を紹介。当時の占領下にあった外地の遊廓も。好事家の間で奇書の呼び名も高かった本書、85年ぶりの復刻。


『全国女性街ガイド』
昭和30年発行。売春防止法公布直前の全国に遍在した赤線を始めとした売春街約350箇所をルポ。著者 渡辺寛はその後、消息を絶っていたが、後に京成グループ、オリエンタルランドの重役になっていたという逸話も『渡辺寛 赤線全集』(カストリ出版)によって明らかに。


『全国花街めぐり』
昭和4年発行。戦前の旅行家・郷土史家 松川二郎が全国約180箇所の花街、遊廓、私娼窟を紹介するガイドブック。当時、芸だけでなく身体も売っていた実質的に娼婦であった芸妓についても包み隠さず記述。


『昭和エロ本 描き文字コレクション』
記事タイトルなどに重用されてきた、コンピューターグラフィックス以前のハンドレタリングによる字形「描き文字」。新聞や雑誌を始めとして、当時のエロ本も描き文字が演出するグラフィカルなエロティシズムがエロ雑誌の生命線だった。昭和30年代にそんなエロ本の描き文字職人としてご活躍された橋本慎一さん(昭和4年〜)の作品集を纏めたのが本書。「ご存知ですか、性器のオシャレ」「アノ最中、突然死にます」「布団の上じゃイヤ ベッドならOKよ」など扇情ワードがずらり。




 今回、場所をお借りするラ・ヴァチュールさんは、フランスの伝統菓子タルトタタンの名店としてご存知の方も多いかと思います。先代店主の松永ユリさん(大正7年生まれ)がフランス滞在中にその味に惚れ込み、帰国後に再現して「ラ・ヴァチュール」を1971年に開業。現在は孫の若林麻耶さんが二代目店主として、訪れる多くのお客様の舌を愉しませています。

 カストリ書房臨時店舗のすぐ横では、ラ・ヴァチュールさんが営業されています。遊廓の本を選んだあとは、祖母と孫の二代にわたって守り続けられているタルトタタンを、是非お召し上がり下さい。

 今回は約2週間の期間限定ですが、将来的には京都カストリ書房の出店も計画しています。今回の臨時出店は、その試金石としたいと考えています。是非、多くの方がご来店下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

カストリ書房 京都臨時店舗 概要
・期間:6月10日(土)〜25日(日)
・営業時間:11時〜18時
※期間中、東京のカストリ書房も通常営業します。
※期間中、月曜日はラ・ヴァチュールさんもお休みとなります。

アクセス
・住所:京都府京都市左京区聖護院円頓美町47-5(ラ・ヴァチュール店内併設スペース)
 神宮丸太町駅より徒歩15分
 京都市バス熊野神社前から徒歩5分
 丸太町通りを東へ、京都市武道センター手前右折直進、右側
 神宮丸太町駅から723m

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