2018年1月11日木曜日

1/27,28 京都カストリギャラリー開業のお知らせ

2018年1月27日(土)、翌28日(日)遊廓・赤線専門のフォトギャラリー「京都カストリギャラリー」が京都市の五条モールにオープンします。

両日は12時から開店。多くのお客様のご来店をお待ち申し上げております。

開店のご挨拶

遊廓・赤線に関する専門書店「カストリ書房」を展開する株式会社カストリ出版は、同店の京都支店として「京都カストリギャラリー」を五条モール(京都府京都市下京区)に開業致します。

同ギャラリーでは、遊廓の写真を専門に展示・販売。今年2018年は、売春防止法が施行されて60年の節目の年にあたります。かつて日本に存在した集娼地帯、戦前にはおよそ550箇所あった「遊廓」(貸座敷免許地)、戦後にはおよそ1,700箇所あった「赤線」──。昭和33年に施行された売春防止法から60年を経てもなお、わずかにその名残りを留めていましたが、近年、急速に消失しつつあります。展示・販売する写真は、同社代表の渡辺が、全国へ赴き、撮影記録した遊廓・赤線跡の最後の姿。

世界最古の商売とされる売春は、近代化を進める日本にあっては法制度化され、また社会の安定とともに儚く消えていきました。欲望の坩堝から生まれた〝夢の街〟を記録した写真作品を、専門的に展示・販売する日本初のギャラリーとなります。

同ギャラリーでは、看板制作・上堀内美術(上堀内浩平)、家具制作・鈴木キャビネット(鈴木大輔)、純喫茶家具販売・村田商會(村田龍一)によって共同運用されます。担当した店内の看板、内装、家具などの発注や注文なども承ります。

展示販売する作品の紹介

多くの遊廓・赤線建築が失われつつある2012年〜2014年にかけて、集中的に全国を周り、撮影と取材を重ねる。遊廓、赤線、青線、歓楽街など350箇所以上をすべて自費で巡り、記録。2014年、大型写真集『遊郭 紅灯の街区』(10万円)を発行、国会図書館へも納本し、記録の保存を図る。 今回の京都カストリギャラリーでは、写真集に収録した作品の他、新たに撮影した遊廓・赤線の写真を、最高の画質でオリジナルプリント。

同ギャラリーでは、写真を額装するフレームも特別なものを用意。遊廓・赤線建築に用いられた独特の設えをモチーフにしたスペシャリティ フォトフレームを鈴木キャビネットが制作。

関係者紹介(五十音順)

・カストリ出版 遊廓に関する文献の専門出版社。国会図書館にも所蔵のない貴重書を中心に復刻。2016年にオープンした東京の吉原遊廓跡に遊廓専門のカストリ書房には、20代の女性を中心に多くの女性が訪れている。同社代表 渡辺豪は全国各地の遊廓跡を取材し、訊き取りや撮影記録の活動も行っている。

・上堀内美術 高度な技術が要求されるハンドレタリング、手細工での看板製作、ロゴデザイン、店舗壁画を制作。レタリングや図案文字から着想を得た作品を製作。ギャラリーではハンドレタリングを用いた生活雑貨の販売の他、ギャラリーをショールームとして制作見本を展示、受注も可能。

・鈴木キャビネット 埼玉県朝霞市で工房を構え、特注家具を製作。無垢家具、フラッシュ家具問わず、店舗や住宅での日々の生活の質を向上させるような、そんな家具作りをモットーに。ギャラリーでは小物家具や雑貨を販売予定。

・村田商會 純喫茶で実際に使われていた家具を専門に販売。高度成長期に多くの店が開店し、人々に愛された純喫茶。その店々ごとに誂えた家具たちは、既製品にはない愛らしいものばかり。近年、後継者問題など多様な理由から廃業する純喫茶。実際に長年使われてきた家具たちを引き取り、純喫茶を再評価する愛好家や、新たに喫茶店の開業を志す若者へ「純喫茶文化」をバトンタッチ。ネットショップの他に、年数回開催する家具展にて家具を販売。

オープン日

2018年1月27日(土)28日(日)
12時〜18時

場所

・五条モール(京都市下京区早尾町313-3)

営業時間

・1/29以降は予約制となります。ご予約は土日祝日の12〜18時の間で承ります。
ご予約はコチラ。(1/27、28は予約不要)

その他

各種クレジットカードでの決済いただけます。

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